本当です!「美味しいものを食べると幸せになれる」その理由

美味しい物を食べた時、何とも言えない幸福感を感じることがありますよね。

人間にとって食べることは生きること。

狩猟や採集で食を得ていた原始時代の人間にとって、食は簡単に得られるものではなく、「食を得る=命を繋ぐ」ことでした。

だから、食べることは大きな喜びだったのです。

長い長い年月が流れ、人間は文明を発展させ、現代では食生活もすっかり豊かになりました。

命がけで狩猟をしなくても食に有り付くことができるようになったため、一回、一回の食事に対する感謝の気持ちは、大昔を生きていた人々に比べ、ずいぶん軽くなってしまったかも知れません。

けれども、人間の本能はちゃんと覚えているもので、現代人も、食事をしている時の脳内では「快楽・快感」を司るドーパミンが分泌されています。

ドーパミンは生きる意欲を起こしてくれるホルモンで、目標を達成した時、他者から称賛を得た時、感謝された時などにも多く分泌されます。

落ち込むことがあっても、美味しいものを食べると元気になれるのは、脳内でたくさんのドーパミンが分泌されるからなのです。

人は、幸せを感じた時、ドーパミンの他、セロトニン、エンドルフィン、オキシトシンなどの脳内伝達物質が分泌されます。

それぞれの物質の働きは次の通りです。

【セロトニン】精神を安定させるホルモンで、睡眠中、日光を浴びた時、深呼吸をした時、食べ物を噛んでいる時に分泌されます。

【エンドルフィン】ストレス解消を助けてくれるホルモンで、好きなことや楽しいことに夢中になっている時、スポーツやゲームなどの勝負に勝った時、入浴中、カロリー高めの食事をした時などに分泌されます。

【オキシトシン】癒しのホルモンとも呼ばれ、スキンシップをした時、感動した時、楽しく食事をした時に分泌されます。

これらは「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、このハッピーホルモンがたくさん分泌されている時、心は平穏になり、幸福感に満たされます。

美味しいものを食べた時の幸福感・満足感は、幸せな恋愛をしている時の状態と、とてもよく似ているそうです。

でも、美味しいものを食べたからといって、いつも幸せな気分になれるかといったら、そうでない時もあります。

例えば、独りで食べている時、食事の席に苦手な人がいる時、体が疲れている時、体調を崩している時などです。

このような時は、どんなに大好きな食べ物を目の前にしても、食事が進まなかったり、味に鈍くなったりしますよね。

それは、様々なストレスによってハッピーホルモンの分泌が抑えられてしまうからです。

それに、ハッピーホルモンは脳で生産されるわけではなく、その9割は腸内にあります。

人は緊張すると胃腸の働きも鈍くなるので、ホルモンの生産も抑えられてしまうのです。

ですから、食事をする時は、できるだけ家族や友人と一緒にリラックスした状態で食べるようにしたいですね。

美味しいものを食べると幸せな気分になり、幸せな気分で食事をするから美味しく食べられる、というわけです。

ストレスが溜まって疲れている時や失恋した時などは食欲も落ちてしまうかも知れませんが、そんな時こそ、美味しいものを食べて元気をだして下さいね!

よく噛んで食べると良いことだらけ!咀嚼で脳を活性化

これはある人の一日の食生活です。

(朝)手作りのタマゴサンドとグリーンスムージー

(昼)仕事が忙しく、ゆっくりランチをする時間が取れそうになかったので、ゼリータイプの栄養ドリンクでしっかり栄養補給

(夜)残業で帰宅が遅くなったので、夕食は消化が良く胃腸に優しいおかゆと野菜スープ

さて、この人の食生活に足りないものは何でしょうか?

グリーンスムージーやスープで、しっかり野菜をとることを心がけているようですし、忙しい時でもファストフードやコンビニは利用せず栄養ドリンクで栄養が偏らないよう気を付けています。

一見、健康に気を配っているように思えますが、この人には大切なものが圧倒的に足りていません。

それは、「咀嚼」です。

咀嚼、つまり噛むことですね。

忙しく、食生活が豊かになった現代人は、昔に比べ、1回の食事で噛む回数が減っていると言われています。

例えは、戦前の日本人は1回の食事中の咀嚼回数は約1400回だったのに対し、現代人は半分以下の600回だそうです。

人気グルメのランキングを見ても、「ふんわり」「とろける」「サクサク」などの言葉が並び、柔らかな食品が好まれる傾向にあることが分かります。

柔らかい食べ物に慣れてしまうと、硬い食べ物をあまり食べようとしなくなるため、どんどん噛む回数は減っていきます。

でも、それって大丈夫?

実は、健康維持やアンチエイジングには「咀嚼」が、とても大切なことなのです。

しっかり噛んで食べることは、多くのメリットがあります。

【メリットその1】小顔効果やダイエット効果がある!

しっかり噛むことで口の周りの筋肉が鍛えられ、ホウレイ線や頬のたるみ、二重あご予防に繋がります。

一口の咀嚼回数が多くなれば、自ずと食事はゆっくりと時間をかけて食べることになり、少量でも満腹感を得られるようになり、食べ過ぎ防止になります。

【メリットその2】新陳代謝が活発になりアンチエイジング効果が期待できる!

噛むと唾液が分泌されますが、唾液の中には「パロチン」という唾液腺ホルモンが含まれます。

パロチンは消化を助けるだけでなく、造血機能を高めたり、血管を丈夫にする働きもあります。

骨や歯を再活性化する働きや、肌の新陳代謝を活発にする働きもあるため、「若返りのホルモン」とも呼ばれています。

赤ちゃんは口から溢れるようにヨダレを垂らしていますが、これはパロチンの分泌が多いためです。

【メリットその3】脳の活性化。集中力アップや高齢者の認知症機能回復効果も!

食べ物を口の中に入れると、噛んで飲み込むという動作を自動的に行っていますね。

でも、食べるという動作は、実はとても複雑な作業。

食べ物が口の中に入ると、舌は味を感じると同時に上手に歯の間に食べ物を運び、舌を噛むことがないようタイミング良く引っ込みます。

顎や口の周りの筋肉は、食べ物の大きさや硬さによって噛む力を調節し、唾液腺からは唾液が分泌されます。

ほどよくすり潰し、十分に唾液と混じったところで、舌が食べ物をすくい、喉の奥に運び、食道へと流し込んでいます。

しかも、人は食べながら、食事とは全く別のことを考えていたり、会話をしたりすることができます。

勝手に体が動いているようでも、脳は絶えずフル回転!

野球選手が試合中にガムを噛むのは集中力をアップさせるためだと言われています。

また、高齢者の口腔ケアを行ったところ、認知機能が回復したという結果も得られています。

それは、しっかり噛んで食事ができるようになったことで脳が再び活発になったことと、食べる喜びを思い出したからなのでしょうね。

ヤケ食いなんてしなくても。美味しい料理でストレス解消

腸内環境が悪くなれば肌荒れやニキビの原因となり、精神的なストレスが溜まれば胃が痛くなったり、お腹を壊したりします。

心が穏やかな時の胃は血行が良くピンク色で、斜め横になった形状をしていますが、強いストレスを感じた時は血流が集中して赤黒くなり、ぴんと立ったような形状になるそうです。

ストレスを感じると胃がキューっと痛くなるのは、このためです。

心が疲れれば胃腸の働きが鈍りますし、その反対に、胃腸が弱っている時は心身にも影響を及ぼします。

厚生労働省の国民生活基礎調査では、約半数の人が「ストレスを感じている」と回答しており、精神障害による労災申請も年々増加しているようです。

精神障害の症状チェック項目には必ず、「胃部不快感」や「便秘や下痢を繰り返す」といった胃腸の健康に関するものが含まれています。

「胃腸は心の鏡」と言われるように、それほど心身の健康と胃腸の健康は深い相互関係にあります。

食生活の乱れから胃腸が弱まったり、夏の暑さで食欲不振になった時や冷たい飲み物や食品の摂り過ぎで胃腸が不調になった時は、やる気も起きませんよね。

どちらにしても、「なんだか疲れたな」「元気がでないな」と感じる時は、胃腸を優しく労わってあげることが大切です。

胃腸に優しい食事というと、おかゆや消化の良さそうな料理を思い浮かべると思いますが、それだけでは栄養が偏り、心身の健康には繋がりません。

整腸作用のある食材や胃腸機能を高める食材を知り、胃腸を健やかで元気にしてあげましょう。

【胃腸を健やかにするメニュー例】

鶏の照り焼き、蒸しキャベツとトマトのサラダ、れんこんのきんぴら、とろろかけご飯、大根の味噌汁、バナナのヨーグルト和え

山芋は古くから滋養強壮の薬として親しまれてきた食べ物です。

ネバネバの成分ムチンは胃腸の粘膜を丈夫にし、消化吸収を高める効果があります。

水分代謝を促す効果もあるため、むくみ予防にもなります。

大根は消化不良を助け、体内の毒素を分解し、お通じをよくする働きがあるので、便秘気味の人は積極的に食べたい野菜です。

れんこんは胃もたれや消化不良を改善する働きがあるので、暴飲暴食で胃が弱っている時などに効果的です。

ヨーロッパには「トマトが赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるように、トマトには、疲労回復、食欲促進、整腸作用、抗酸化作用、精神安定など、体に嬉しい効果が沢山あります。

食物繊維を多く含むキャベツは胃腸の浄化力が高く、便秘予防や改善になります。

乳酸菌が豊富なヨーグルトが胃腸に良いことは、よく知られていますね。

蜂蜜が古くから不老長寿や美容の薬とされているのは、疲労回復、鎮静、整腸作用がとても高いためです。

以上が胃腸に優しい食材の紹介ですが、反対に胃腸が疲れている時には避けたい食品もあります。

まずはアルコール。

ストレス発散に仲間と飲みに行くのは悪いことではないのですが、胃腸への負担は大きいので、ほどほどにした方が良いですね。

疲労回復にはクエン酸が効果的なのですが、酸性の食品は胃への刺激も強いので、調味料や香り付けとして料理に取り入れるようにしましょう。

刺激の強い香辛料や、消化に時間の掛かる脂肪分の多い肉なども控えた方が良いですね。

健やかな胃腸で体の中から美しく!疲れた胃腸に優しいメニュー

腸内環境が悪くなれば肌荒れやニキビの原因となり、精神的なストレスが溜まれば胃が痛くなったり、お腹を壊したりします。

心が穏やかな時の胃は血行が良くピンク色で、斜め横になった形状をしていますが、強いストレスを感じた時は血流が集中して赤黒くなり、ぴんと立ったような形状になるそうです。

ストレスを感じると胃がキューっと痛くなるのは、このためです。

心が疲れれば胃腸の働きが鈍りますし、その反対に、胃腸が弱っている時は心身にも影響を及ぼします。

厚生労働省の国民生活基礎調査では、約半数の人が「ストレスを感じている」と回答しており、精神障害による労災申請も年々増加しているようです。

精神障害の症状チェック項目には必ず、「胃部不快感」や「便秘や下痢を繰り返す」といった胃腸の健康に関するものが含まれています。

「胃腸は心の鏡」と言われるように、それほど心身の健康と胃腸の健康は深い相互関係にあります。

食生活の乱れから胃腸が弱まったり、夏の暑さで食欲不振になった時や冷たい飲み物や食品の摂り過ぎで胃腸が不調になった時は、やる気も起きませんよね。

どちらにしても、「なんだか疲れたな」「元気がでないな」と感じる時は、胃腸を優しく労わってあげることが大切です。

胃腸に優しい食事というと、おかゆや消化の良さそうな料理を思い浮かべると思いますが、それだけでは栄養が偏り、心身の健康には繋がりません。

整腸作用のある食材や胃腸機能を高める食材を知り、胃腸を健やかで元気にしてあげましょう。

【胃腸を健やかにするメニュー例】

鶏の照り焼き、蒸しキャベツとトマトのサラダ、れんこんのきんぴら、とろろかけご飯、大根の味噌汁、バナナのヨーグルト和え

山芋は古くから滋養強壮の薬として親しまれてきた食べ物です。

ネバネバの成分ムチンは胃腸の粘膜を丈夫にし、消化吸収を高める効果があります。

水分代謝を促す効果もあるため、むくみ予防にもなります。

大根は消化不良を助け、体内の毒素を分解し、お通じをよくする働きがあるので、便秘気味の人は積極的に食べたい野菜です。

れんこんは胃もたれや消化不良を改善する働きがあるので、暴飲暴食で胃が弱っている時などに効果的です。

ヨーロッパには「トマトが赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるように、トマトには、疲労回復、食欲促進、整腸作用、抗酸化作用、精神安定など、体に嬉しい効果が沢山あります。

食物繊維を多く含むキャベツは胃腸の浄化力が高く、便秘予防や改善になります。

乳酸菌が豊富なヨーグルトが胃腸に良いことは、よく知られていますね。

蜂蜜が古くから不老長寿や美容の薬とされているのは、疲労回復、鎮静、整腸作用がとても高いためです。

以上が胃腸に優しい食材の紹介ですが、反対に胃腸が疲れている時には避けたい食品もあります。

まずはアルコール。

ストレス発散に仲間と飲みに行くのは悪いことではないのですが、胃腸への負担は大きいので、ほどほどにした方が良いですね。

疲労回復にはクエン酸が効果的なのですが、酸性の食品は胃への刺激も強いので、調味料や香り付けとして料理に取り入れるようにしましょう。

刺激の強い香辛料や、消化に時間の掛かる脂肪分の多い肉なども控えた方が良いですね。

疲労回復に効果的なメニューで元気エネルギーをチャージ!

忙しい現代人は何かとお疲れ気味。

疲労には、「健康的な疲労」と「不健康な疲労」があるのをご存知ですか?

健康的な疲労は、運動などによる身体的な疲れによるもので、休息や睡眠によって回復します。

ちょっと落ち込むことがあっても、一晩寝ることで脳がリセットされ、翌日にはスッキリしているということが多いのではないでしょうか。

日々の生活でストレスを感じることがあっても、週末にスポーツなどで体を動かし、上手にストレスを発散させている人がいますよね。

これは、体を動かすことで血液循環が良くなり、体内の細胞に酸素や栄養素が行き渡って活性化することと、脳から快楽物質が分泌されることの他、体が程良く疲労し、夜、ぐっすりと眠ることができるからです。

「疲れているのにスポーツなんて…」と思うかも知れませんが、軽度のストレスに対しては効果的な疲労回復法でもあります。

けれども、運動する気力も起きない、なかなか寝付けない、睡眠時間をたっぷり取っているつもりなのに朝起きるのが辛いといった症状があるなら、精神的に余程疲れているか、エネルギー不足の状態かも知れません。

こうした疲れは「不健康な疲労」なので、体の内側からエネルギーを補給してあげることが大切です。

不健康な疲労にも、スタミナ切れによる身体的疲労と、精神的疲労があります。

体のだるさが抜けない疲労はスタミナ切れの状態、つまり、十分な栄養が足りていないのです。

血流も滞っている場合があるので、まずは体内の細胞に十分な酸素と栄養素を運ぶために鉄分を多めに摂ってみましょう。

鉄分の吸収率を高めるには、たんぱく質やビタミンCを一緒にとると効果的です。

【体の疲労回復に効果的なメニュー例】

豚肉のガーリックソテー、刻みパセリを加えたポテトサラダ、エビとブロッコリーの松の実和え、アサリの味噌汁、グレープフルーツ

ビタミンCは水や熱に弱い性質ですが、ジャガイモはデンプン質がビタミンCを包みこんでくれるため、加熱してもビタミンCが壊れにくい食材です。

色どりで使われることの多いパセリですが、ビタミン豊富な野菜ですから、食べやすく刻んでサラダに混ぜ込んだり、ドレッシングに加えたりして、しっかりと頂くようにしましょう。

ニンニクが滋養強壮に効果があることは、もはや説明するまでもありませんね。

次に、精神的な疲労には、脳内物質のセロトニンを多く含む食材や、抗ストレス効果のあるビタミンB群、ビタミンCの摂取を意識したメニューはいかがでしょう?

【心の疲労回復に効果的なメニュー例】

カツオのたたき、ひじきともやしのサラダ、かぼちゃの煮物、納豆、小松菜の味噌汁、キウイフルーツ

カツオにはセロトニンの他、脳の活動を助けるDHAやEPAも多く含まれています。

カツオのたたきには、さらし玉ねぎを添えることが多いと思いますが、玉ねぎは精神を安定させる効果もあるので、心の疲労回復への相乗効果が期待できます。

納豆はセロトニンを生成するために必要なトリプトファンを多く含み、納豆だけに含まれる特別な栄養素ナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果もあります。

もやしは栄養価が高いことで知られていますが、その中には疲労回復効果のあるアスパラギン酸も多く含まれます。

生活していれば疲れが出るのは仕方のないこと。

疲れを感じることがあったら、心身の状態と向き合い、必要なエネルギーを補給してあげて下さいね。

冷えは大敵!体を温める食材で新陳代謝アップ!

「万病のもと」ともいわれる冷え性。

冷え症に悩む女性は多いですよね。

冬場だけでなく、夏でも手先や足先が冷えて辛いという声も多く、冷えは一年を通しての悩みとなっています。

冷え性の原因は様々です。

クーラーや冷たい飲み物で体が冷やされることで冷え症が慢性化することもありますし、基礎代謝が下がり血行が悪くなったことが原因であったり、胃腸が弱くなって起こる冷え性もあります。

冷え性というと現代病と思われているようですが、今から1700年も前に書かれた中国の古い書物にも冷え性に効く薬膳のレシピが残っていることから、冷えは昔からの悩みであり、冷えが健康被害を及ぼすことも知られていたのですね。

冷え対策としては、まずは体を冷やさないようにすることが大切です。

夏場はどうしても薄着になりますし、外を歩けば汗をかくので、そのまま冷房のきいた室内に入れば、体は急激に冷やされてしまいます。

夏場でも羽織るものを持ち歩くようにしたり、冬場はマフラーや手袋など防寒対策になるものを上手にファッションに取り入れるようにしましょう。

そして、一番重要なのは体の中から温めること。

体を温めるというと、温かなスープや鍋料理などを思い浮かべると思いますが、食材には「体を温める効果のあるもの」「体を冷やす効果のあるもの」があり、この両方をバランスよくとることで冷え性の改善が期待できます。

一般的に、夏野菜は体を冷やすものが多く、逆に冬野菜には体を温める効果があります。

季節の旬の食材を食べることが健康によいとされるのは、こうした理由もあるためです。

ただし、夏場でも冷えに悩む人は増えているため、体内を冷やす効果のある夏野菜のサラダや南国フルーツの食べ過ぎには注意して下さいね。

体を温める食材として知られている食材に、生姜やニンニク、ネギがありますが、玉ねぎ、らっきょう、にら、かぼちゃ、しそ、かぶ、小松菜なども効果があります。

その他、肉類や魚類など動物性たんぱく質、コショウや唐辛子などの香辛料も新陳代謝を高め、血行をよくし、体温を上げる働きがあります。

チーズやヨーグルト、さくらんぼ、杏、桃、栗、ぶどうなど、女性に喜ばれる食材も体温を高める効果があるので、デザートメニューも意識してみると良いですね。

夏場は冷えたドリンクや生ビールをぐぐっと飲みたいところですが、時々は緑茶や紅茶など温かな飲み物で胃腸を優しく温めてあげて下さい。

末端冷え性には血行をよくする食材も効果的です。

血液をサラサラにする効果があると言われている玉ねぎはもちろん、れんこんやカリフラワー、ほうれん草も血の巡りを良くする食材です。

もちろん、冷え性には体を冷やす効果のある食材が有害というわけではなく、体内にこもった熱を発散させたり、火照りやのぼせ解消にはそれらの食材も必要ですから、食べ合わせに工夫すると良いですね。

例えば、トマトはリコピンが多く含まれているので紫外線の多くなる夏場は特に優秀な食材ですが、体を冷やす効果もあるので、体を温める効果のあるチーズと一緒に食べるという方法があります。

モッツァレラチーズを添えたカプレーゼや、ピザにするのも良いですね。

生野菜を食べる時も、生姜やブラックペッパーを使ったドレッシングにしたり、フライドガーリックを散らすなどをすれば、体を優しく温めながら美味しく頂くことができますよ。

ぜひ、意識しながら試してみて下さいね。

腸内スッキリで肌トラブルを解消!食物繊維の底力!

年齢に関係なく若々しい印象を与える人は、まず、心も体も健康です。

健康を保持するために最も大切なのは腸内環境を整えてあげることです。

腸は単なる消化器官だけではなく、人体の生命活動を支える器官でもあり、「心身の健康は腸にあり」といわれるほど、大切な部分なのです。

人間はこの世に生を受けると、母体の中で細胞分裂を繰り返しながら人体を形成していきますが、最初に作られる器官は腸だそうです。

人間の脳は生命活動を司る重要器官ですが、脳には直接栄養を吸収する機能はありません。

脳が活動するためにはエネルギーが必要ですから、必要とされる栄養分の消化吸収を行う腸が最初に作られるのは納得できますね。

人間の体は有害な物質やウイルスから体を守るため、免疫細胞が働いていますが、その約7割が腸内に存在しています。

人は食べ物から栄養を摂取していますが、同時に有害なものも体内に取り入れてしまうリスクもあります。

万一、ウイルスなどが取り込まれても、免疫細胞が撃退し、体内に吸収されることを防いでくれているのです。

また、人の精神面の安定を支えるために欠かせない脳内伝達物質のセロトニンは、実は腸内で作られています。

セロトニンは別名「ハッピーホルモン」とも呼ばれ、このセロトニンが不足すると心が不安定になり、突然キレやすくなったり、うつ症状を引き起こしたりします。

セロトニンは脳から分泌されるので、脳内で作られるものと思われがちですが、実はその9割が腸内で作られているのです。

それから、間の腸には600~1000兆個にも及ぶ腸内細菌が住んでいます。

「善玉菌」「悪玉菌」という言葉を耳にすることがあると思いますが、これらの腸内細菌の活動によって健康が左右されています。

善玉菌が優勢であれば腸内は健康に、悪玉菌が優勢になれば、腸内環境が悪くなり、身体の健康を脅かすことになります。

腸内の悪玉菌が増加すると毒素が発生し、体に様々なトラブルを引き起こします。

分かりやすい症状としては、お肌のトラブル。

便秘が続くとニキビができたり、肌がくすんできますよね。

これは、本来なら体外に排出しなければならない不要物が体内に長時間留まることで、悪玉菌が増殖してしまったから。

悪玉菌が増えると有毒なガスが発生するため、オナラの臭いがきつくなったり、腸内で発生したガスが血中に入り、体内にも運ばれてしまうため、体臭の原因にもなってしまいます。

それに、悪玉菌は大腸がんの原因にも成りうるので、たかが便秘と侮ってはいけません。

便秘を解消するためには、食物繊維を多く摂ることが大切です。

食物線維は、野菜、いも類、きのこ類、海藻類に多く含まれます。

「サラダをたくさん食べるようにしているから大丈夫」という人も安心は禁物。

食物線維には、「水溶性」と「不溶性」の二種類があり、レタスやキャベツなどの葉物野菜の食物繊維は主に水溶性。

水溶性は水に溶けやすく、便を軟らかくする働きがあるものの、便を体外に排出するためにはある程度のカサも必要です。

そのためには不溶性食物繊維も欠かすことができません。

水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく摂取することで、お通じがスムーズになり、腸内環境が改善されます。

美肌や健康維持のためには、腸内環境を健やかに保つことが大切ですね。

海藻や果物をしっかり摂って、お肌の乾燥やたるみを改善!

たくさんの汗をかく夏の季節、多くの人が注意していることは水分補給ですね。

ただし、水分補給だけでは血中のナトリウムが不足し、熱中症を招く危険があることから、最近はナトリウムも一緒に摂取するよう呼び掛ける声が多くなりました。

ナトリウムは人間の生命維持に欠かせないミネラル成分ですが、汗をかくことで失われるのはナトリウムだけではありません。

私たち人間の体には、ナトリウムと同様に大切なミネラル、カリウムが欠かせません。

カリウムもまた汗と一緒に体外に流出してしまう性質があるため、夏場や運動をする習慣のある人は積極的に補給したいミネラルです。

カリウムのほとんどが細胞内に含まれ、ナトリウムは細胞外部に、カリウムは細胞内部に含まれています。

この二つのミネラルバランスによって細胞内の水分量が保たれているのですが、ミネラルのバランスが崩れると、細胞から水分が流出されて縮んでしまったり、逆に細胞内に水分が入り込んで破裂することがあります。

夏場、汗をたくさんかいて肌はべとついているのに、涼しい部屋で汗をかかない状態では肌が乾燥するといった経験はありませんか?

これは冷房の風によって肌表面の水分が乾燥しているだけではなく、肌細胞の水分調節がバランスを崩しているせいかも知れません。

細胞内の水分が失われ、細胞が縮んでしまうことは、お肌のたるみにも繋がります。

体内がミネラル不足になっている分かりやすい症状は、いわゆる夏バテ。

食欲がない、体がだるい、むくみ、あるいは乾燥が気になる、唇がカサつくなどの自覚症状があるなら、それはミネラルが足りてない証拠。

熱中症予防に積極的にナトリウムを摂取しても、細胞内部のカリウムが不足していれば、ナトリウムとカリウムのバランスは崩れているわけですから、夏バテはなかなか解消されません。

また、カリウムには、日焼けでダメージを受けた肌細胞の修復を高めたり、老廃物を排出する働きや、神経の興奮を抑えて精神を安定させたり、睡眠を促すなどの働きもあるので、心身共に疲れやすい夏場は積極的に摂りたいものです。

カリウムは果物や海藻類に多く含まれます。

ヨーロッパでは健康のためには果物は欠かせない食材とされています。

「一日一個のりんごは医者いらず」といったことわざや、「朝の果物は金、昼は銀、夜は銅」というように、果物の効果的な食べ方の知恵なども古くから伝えられています。

果物は水分量が多く、ビタミン類も豊富です。

口当たりも良いので、夏の暑さで食欲が落ちている時でも食べやすく、不足しがちなカリウムの摂取には果物が適していると思います。

カリウムは体外に流出しやすく、多めに摂っても汗や尿に交じって排出されてしまうので、健康な人であれば過剰摂取の心配はほとんどありません。

果物以外にも、ゴーヤや枝豆など夏野菜にもカリウムは多く含まれています。

旬の野菜や果物で上手に摂取したいですね。

ただし、腎臓機能に障害のある人は、体内でカリウムの処理が正常に行われず体内に貯まってしまうため、高カリウム血症を引き起こすことがあるので注意が必要です。

髪や爪の艶で健康状態が分かる!艶がないのは亜鉛不足かも?

昔から、豊かで美しい艶髪は女性の宝と言われます。

欧米人に見られる金糸のような輝きの軽やかな金髪も素敵だと思うのですが、欧米人の女性たちにしてみれば、アジア人の濡れたような艶のある美しい黒髪は憧れなのだそう。

私も真っ黒の直毛なのですが、海外で生活していた時は、周囲の人々から髪だけは常に褒められました。

「黒髪に憧れてヘアカラーを試したことがあるのだけど、元々の髪色の影響が出てしまうせいか、憧れの漆黒にはならず、緑がかったような黒になってしまったわ。あなたのようにストレートでダークな黒髪がうらやましいわ」と、美しいブロンドの髪を持つ友人から褒められたこともあります。

人って、自分が持っていないものに憧れるものなのですね(笑)

でも、実際に日本人の黒髪は美しいと思います。

艶のある美しい黒髪は女性を神秘的に見せてくれるものですよね。

逆に、艶がなくパサついた髪は、だらしがなく老けた印象を与えてしまいます。

ヘアカラーのお洒落を楽しんでいる人にとっても、髪の健康は大切ですよね。

髪が傷んでいると、せっかくのヘアカラーもきれいに発色しませんし、毛先に枝毛が目立ったり、パサパサしていては、お洒落が台無しになってしまいます。

それに、年齢を重ねると白髪や抜け毛も気になりますよね。

女性は、男性ほど抜け毛の悩みは深刻ではないかも知れませんが、髪のボリュームが減ることで全体的に貧弱な印象を与えてしまいますし、ヘアアレンジも限られ、お洒落の幅も狭くなってしまうという悩みがあるようです。

髪の健康は、見た目の年齢にも大きな影響があるようで、艶のないパサついた髪は5歳老けて見えるとも言われます。

それは、髪はその人の健康状態がよく現れるところだから。

反対に艶のある髪は、いくつになっても若々しい印象を与えてくれるもの。

いつまでも健康な髪を保つためには、丁寧な地肌ケアで血行を良くし、発毛や育毛を促し、抜け毛を防ぐことと、洗髪の後は髪の根元まできちんと乾かし、キューティクルを壊さないように気をつけること、それからもう一つ、亜鉛をしっかり摂取することです。

「亜鉛は体に良くない」と思っている人も少なくないのですが、亜鉛は人間の体にとっても欠かせない大切な栄養素なのです。

亜鉛の働きは、とても優秀。

・免疫力を高め、お肌のターンオーバーを活性化

・人の体に有害なミネラルの毒性を弱めるデトックス効果

・ホルモンバランスを整える

・髪や爪の生成を助け、発毛・育毛を促進

亜鉛の働きのお陰で、体内の健康が守られ、髪も肌もつやつやになるというわけです。

亜鉛を多く含む食材は、牡蠣、パルメザンチーズ、レバー、大豆、ナッツ類などですが、その他多くの食材に含まれているので、バランスのよい食事を心がけることで自然に亜鉛を摂取することができます。

ただし、インスタント食品やコンビニ弁当、ファストフードに頼りがちな食生活を送っている人は亜鉛不足に注意しなければなりません。

インスタント食品やコンビニ弁当、ファストフードに含まれる添加物の中には、亜鉛の吸収を妨げるものもあります。

髪がパサつく、うねりが気になる、爪の表面がざらついてきた、二枚爪や変形が気になる場合は亜鉛不足かも知れません。

インスタント食品やコンビニ、ファストフードは、忙しくて時間がない時でも手軽に空腹を満たしてくれる有難い存在ですが、人間の体にとって必要な亜鉛不足を招き、結果としてエイジングを進めてしまうことになり兼ねないので、適度な利用が望ましいですね。

もちもち肌を目指せ!銅を多く含む食材でコラーゲン強化

年齢を重ねるごとに失われていくお肌のハリと艶。

10代の頃は特別なお手入れなんてしなくても、しっとりと潤い、もちもちとした弾力のあるお肌だったのに、時の流れと共に、お肌の潤いは、どこかへ流れて行ってしまったような…。

その潤いを取り戻すべく、洗顔には気を使い、保湿効果の高い乳液やコラーゲン配合の美容液をたっぷり使って、入念なスキンケア。

それにも関わらず、「あまり効果はないみたい。やっぱり歳には勝てないのかしら?」とお悩みのアナタ!

もしかしたら、「内側のケア」が十分ではないのかも知れません。

お肌の潤いや弾力は肌組織のコラーゲンの量で決まるといわれています。

そのため、基礎化粧品や美容液にはコラーゲン配合のものが多くあるのですが、実は、コラーゲンは皮膚の表面からはほとんど吸収されません。

たしかに、高価な化粧品は保湿効果に優れ、艶良く見せる成分なども配合されているので、お肌が若返ったように感じますが、肌表面は外部の刺激から肌組織を守るためのバリア機能が備わっているので、たとえ美容液であっても、その成分を肌組織に浸透させることは難しいのです。

年齢を重ね、お肌の弾力が失われてきたな…と感じたら、日々の食生活に気を付け、内側からコラーゲンを強化するケアが必要になります。

それならコラーゲンを多く含む豚足やフカヒレを沢山食べれば効果が期待できるかというと、実は、それもちょっと違います。

なぜなら、コラーゲンもたんぱく質なので、たくさん摂取しても、体内ではたんぱく質として消化吸収されるので、お肌に直接効果が現れるわけではないのです。

体内でコラーゲンを生成するために必要な栄養素は、たんぱく質とビタミンC、それから、コラーゲンを強化する働きがあるのが鉄分。

そして、忘れてはならないのが「銅」なのです。

銅は鉄分の働きを助ける役割があります。

鉄分は血液中のヘモグロビンの成分ですが、ヘモグロビンへ鉄分が吸収されるのを助けているのが銅なのです。

銅は鉄分と結び付き、血管や骨を丈夫にします。

コレステロールや中性脂肪と活性化酸素が結びついてできる過酸化脂質が増えるのを抑える働きがあります。

銅は、たんぱく質、ビタミンやカルシウム、鉄分など、体を作り、健康を維持するために必要な栄養素の働きを助けている栄養素なのです。

銅はストレスを感じると消費され、不足しがちになるので、日々の生活にストレスの多い人は銅を積極的に摂るよう心がけて下さい。

銅を多く含む食材は、牡蠣やほたるイカ、桜エビなどの魚介類、大豆やアーモンド、カシューナッツなどのナッツ類です。

銅は食事で摂取する分には摂り過ぎになることは滅多にないのですが、サプリメントを利用している人は過剰摂取による副作用に注意が必要です。

銅の過剰摂取は、腎臓や肝臓に大きな負担をかけます。

鉄分と結び付いてヘモグロビンの合成を助ける銅ですが、銅が過剰になると赤血球を破壊してしまうため、貧血の原因にもなります。

思わず触りたくなる10代のようなもちもち肌を望むなら、心身共に健やかに、体の中からエイジングケアをすることが大切ですね。

【銅を多く含む食材】

牡蠣、ほたるイカ、桜エビ、レバー、納豆、ナッツ類