指先だって気を抜けない!ビタミンB2で健康な爪を

「指先の振る舞いには女性の品格が現れる」と言われるほど、女性にとって指先のお手入れは、お肌や髪と同じように大切なもの。

ネイルアートもファッションコーディネイトのひとつになるほど、指先のお洒落に拘る女性も増えています。

けれども、お仕事によってはネイルアート禁止の場合もありますし、家事や育児に忙しく、なかなかネイルサロンに行けない女性だっていますよね。

そんな人は、美しいすっぴんネイルで勝負です!

マニキュアを乗せていない状態でも、滑らかな表面、血色のよい薄ピンク、艶のある爪は、健康的で清潔な印象を与えてくれます。

逆に、表面が凸凹だったり、爪の層が二枚爪で剥がれ落ちていたり、ささくれが目立つような指先は、不健康な印象を持たれるのではないでしょうか。

実際、昔から爪は健康のバロメーターでもあります。

爪は体の末端にあるため栄養が届きにくい部位でもあり、栄養状態がはっきりと表れる場所だからです。

爪の根元には「爪母(そうぼ)」という部分があり、ここで日々新しい爪の組織が生まれ、1日に約0.1㎜ずつ伸びているのですが、栄養状態が良くないと新しい組織がきちんと形成されず、爪は凸凹の状態になってしまいます。

自分の健康状態を知るためにも、時々、爪の健康状態をチェックすると良いですね。

例えば、体が健康な状態なら、爪もピンク色で表面も滑らかですが、白っぽく、表面がくすんでいるようなら血液の循環が悪くなっている証拠。

白っぽい爪は貧血の場合が多いのですが、腎臓病の疑いもあるので他に倦怠感などの症状がある場合は、一度、病院で検査をした方が良いと思います。

また、爪の表面に縦筋や横筋が現れるようなら、それは加齢によるもの。

爪も皮膚の一部なので、お肌と同じように加齢によってハリや艶が失われていきます。

つまり、爪の縦筋は「爪にできた皺」ということ。

爪もお肌と同じように保湿クリームで乾燥を防いだり、根元の部分を優しくマッサージするなど、丁寧なお手入れをしてあげて下さいね。

そして何より大切なのは、爪を若々しく健康な状態にしてあげること。

ネイルサロンできれいに仕上げて貰っても、ベースの爪が痛んでいてはネイルも長持ちしませんし、ネイルで傷んだ爪を隠そうとするのは絶対にNGです!

どうしてもネイルアートは爪に負担が掛かってしまいますから、時々は爪を休ませてあげることも必要です。

爪を休息させながら、爪そのものを健康にしてあげることが美しい爪の秘訣。

爪を美しく健康な状態にしてくれるのは、ビタミンB2です。

ビタミンB2の働きは、脂質の燃焼、新陳代謝の促進、皮膚・髪・爪を健康な状態に保つ等です。

ビタミンB2は「美容のビタミン」と呼ばれるほど、ダイエットやアンチエイジングに嬉しい効果を発揮してくれる栄養素。

また、動脈硬化など体内の老化の原因となり、発ガン性もある過酸化脂質という有害物質の分解を促進する働きもあり、健康のためにも欠かせない栄養素です。

ビタミンB2も水溶性であるため体外に排出されやすく、どうしても不足しがちです。

意識して積極的に摂取したい栄養素ですね。

【ビタミンB2を多く含む食材】

レバー、乳製品、卵、納豆

ウナギ、サンマ、ブリ、海苔などの海産物もビタミンB2の多い食材です。