冷えは大敵!体を温める食材で新陳代謝アップ!

「万病のもと」ともいわれる冷え性。

冷え症に悩む女性は多いですよね。

冬場だけでなく、夏でも手先や足先が冷えて辛いという声も多く、冷えは一年を通しての悩みとなっています。

冷え性の原因は様々です。

クーラーや冷たい飲み物で体が冷やされることで冷え症が慢性化することもありますし、基礎代謝が下がり血行が悪くなったことが原因であったり、胃腸が弱くなって起こる冷え性もあります。

冷え性というと現代病と思われているようですが、今から1700年も前に書かれた中国の古い書物にも冷え性に効く薬膳のレシピが残っていることから、冷えは昔からの悩みであり、冷えが健康被害を及ぼすことも知られていたのですね。

冷え対策としては、まずは体を冷やさないようにすることが大切です。

夏場はどうしても薄着になりますし、外を歩けば汗をかくので、そのまま冷房のきいた室内に入れば、体は急激に冷やされてしまいます。

夏場でも羽織るものを持ち歩くようにしたり、冬場はマフラーや手袋など防寒対策になるものを上手にファッションに取り入れるようにしましょう。

そして、一番重要なのは体の中から温めること。

体を温めるというと、温かなスープや鍋料理などを思い浮かべると思いますが、食材には「体を温める効果のあるもの」「体を冷やす効果のあるもの」があり、この両方をバランスよくとることで冷え性の改善が期待できます。

一般的に、夏野菜は体を冷やすものが多く、逆に冬野菜には体を温める効果があります。

季節の旬の食材を食べることが健康によいとされるのは、こうした理由もあるためです。

ただし、夏場でも冷えに悩む人は増えているため、体内を冷やす効果のある夏野菜のサラダや南国フルーツの食べ過ぎには注意して下さいね。

体を温める食材として知られている食材に、生姜やニンニク、ネギがありますが、玉ねぎ、らっきょう、にら、かぼちゃ、しそ、かぶ、小松菜なども効果があります。

その他、肉類や魚類など動物性たんぱく質、コショウや唐辛子などの香辛料も新陳代謝を高め、血行をよくし、体温を上げる働きがあります。

チーズやヨーグルト、さくらんぼ、杏、桃、栗、ぶどうなど、女性に喜ばれる食材も体温を高める効果があるので、デザートメニューも意識してみると良いですね。

夏場は冷えたドリンクや生ビールをぐぐっと飲みたいところですが、時々は緑茶や紅茶など温かな飲み物で胃腸を優しく温めてあげて下さい。

末端冷え性には血行をよくする食材も効果的です。

血液をサラサラにする効果があると言われている玉ねぎはもちろん、れんこんやカリフラワー、ほうれん草も血の巡りを良くする食材です。

もちろん、冷え性には体を冷やす効果のある食材が有害というわけではなく、体内にこもった熱を発散させたり、火照りやのぼせ解消にはそれらの食材も必要ですから、食べ合わせに工夫すると良いですね。

例えば、トマトはリコピンが多く含まれているので紫外線の多くなる夏場は特に優秀な食材ですが、体を冷やす効果もあるので、体を温める効果のあるチーズと一緒に食べるという方法があります。

モッツァレラチーズを添えたカプレーゼや、ピザにするのも良いですね。

生野菜を食べる時も、生姜やブラックペッパーを使ったドレッシングにしたり、フライドガーリックを散らすなどをすれば、体を優しく温めながら美味しく頂くことができますよ。

ぜひ、意識しながら試してみて下さいね。