もちもち肌を目指せ!銅を多く含む食材でコラーゲン強化

年齢を重ねるごとに失われていくお肌のハリと艶。

10代の頃は特別なお手入れなんてしなくても、しっとりと潤い、もちもちとした弾力のあるお肌だったのに、時の流れと共に、お肌の潤いは、どこかへ流れて行ってしまったような…。

その潤いを取り戻すべく、洗顔には気を使い、保湿効果の高い乳液やコラーゲン配合の美容液をたっぷり使って、入念なスキンケア。

それにも関わらず、「あまり効果はないみたい。やっぱり歳には勝てないのかしら?」とお悩みのアナタ!

もしかしたら、「内側のケア」が十分ではないのかも知れません。

お肌の潤いや弾力は肌組織のコラーゲンの量で決まるといわれています。

そのため、基礎化粧品や美容液にはコラーゲン配合のものが多くあるのですが、実は、コラーゲンは皮膚の表面からはほとんど吸収されません。

たしかに、高価な化粧品は保湿効果に優れ、艶良く見せる成分なども配合されているので、お肌が若返ったように感じますが、肌表面は外部の刺激から肌組織を守るためのバリア機能が備わっているので、たとえ美容液であっても、その成分を肌組織に浸透させることは難しいのです。

年齢を重ね、お肌の弾力が失われてきたな…と感じたら、日々の食生活に気を付け、内側からコラーゲンを強化するケアが必要になります。

それならコラーゲンを多く含む豚足やフカヒレを沢山食べれば効果が期待できるかというと、実は、それもちょっと違います。

なぜなら、コラーゲンもたんぱく質なので、たくさん摂取しても、体内ではたんぱく質として消化吸収されるので、お肌に直接効果が現れるわけではないのです。

体内でコラーゲンを生成するために必要な栄養素は、たんぱく質とビタミンC、それから、コラーゲンを強化する働きがあるのが鉄分。

そして、忘れてはならないのが「銅」なのです。

銅は鉄分の働きを助ける役割があります。

鉄分は血液中のヘモグロビンの成分ですが、ヘモグロビンへ鉄分が吸収されるのを助けているのが銅なのです。

銅は鉄分と結び付き、血管や骨を丈夫にします。

コレステロールや中性脂肪と活性化酸素が結びついてできる過酸化脂質が増えるのを抑える働きがあります。

銅は、たんぱく質、ビタミンやカルシウム、鉄分など、体を作り、健康を維持するために必要な栄養素の働きを助けている栄養素なのです。

銅はストレスを感じると消費され、不足しがちになるので、日々の生活にストレスの多い人は銅を積極的に摂るよう心がけて下さい。

銅を多く含む食材は、牡蠣やほたるイカ、桜エビなどの魚介類、大豆やアーモンド、カシューナッツなどのナッツ類です。

銅は食事で摂取する分には摂り過ぎになることは滅多にないのですが、サプリメントを利用している人は過剰摂取による副作用に注意が必要です。

銅の過剰摂取は、腎臓や肝臓に大きな負担をかけます。

鉄分と結び付いてヘモグロビンの合成を助ける銅ですが、銅が過剰になると赤血球を破壊してしまうため、貧血の原因にもなります。

思わず触りたくなる10代のようなもちもち肌を望むなら、心身共に健やかに、体の中からエイジングケアをすることが大切ですね。

【銅を多く含む食材】

牡蠣、ほたるイカ、桜エビ、レバー、納豆、ナッツ類